東芝が決算発表を再延期

 アメリカの原子力発電事業で巨額の損失を出し、債務超過に陥っている東芝は14日に、綱川智社長が記者会見を開き、アメリカの原発子会社ウェスチングハウスを売却して連結対象から外し、海外の原発事業から撤退する方針を表明しました。

 会見中綱川社長は、2016年度4~12月期連結決算の発表を再延期、4月11日に行う事も発表しました。これを受けて東証は、3月15日付けで東芝株を上場廃止の恐れもある監理銘柄(審査中)に指定します。

 東芝は当初、2月14日に第3四半期の連結決算を発表する予定でしたが、ウェスチングハウスによるS&Wの買収に関しての内部通報などを調査するため延期していました。

 東芝はメモリー事業の分社化と株式の売却を決定していますが、海外の原子力発電所事業からも撤退となりました。

 家電部門、医療用機器部門を既に売却、さらにメモリー事業と海外原子力発電事業も売却して、東芝は今後社会インフラ事業を中心に、エネルギーや電子デバイス、情報通信の各事業に注力するとする成長戦略が綱川社長から発表されました。

東芝、計500億円下方修正へ

 東芝の13日発表によると、過去のインフラ(社会基盤)工事の受注を巡る不適切な会計処理により、2012年3月期から2014年3月期の3年間で、本業のもうけを示す営業利益を累計で500億円強下方修正する見込みだそうです。

 東芝は過去のインフラ工事で、工事費用が過少に見積もられ、損失が正しく計上されていなかったと発表していました。しかし、具体的内容が明示されておらず、投資家などの不信感を招き、11日の東京株式市場では同社の株価はストップ安となっています。

 東証や投資家から情報が少ないなどの苦情が多数寄せられたのを受けて、現時点で分かる範囲で業績修正の見込み額を急きょ発表したものです。今週末をめどに第三者委員会を設立する予定で、最終的な修正額について東芝は「(第三者委と)判断は異なる可能性がある」としています。

 修正前の2012年3月期から2014年3月期の営業利益は、2000億~3000億円程度でした。

 確かシャープと東芝がストップ安になったのでした。シャープは減資が理由ですが、東芝はこれでしたか。

新仮想通貨立ち上げ

 仮想通貨「ビットコイン」の私設取引所「マウントゴックス」の創設者として知られるジェド・マケーレブ氏が、新たな仮想通貨システムを立ち上げました。新しい仮想通貨の「ステラ」は円やドルなどの現実の通貨との親和性を重視し、送金や決済での利便性向上を図るとしています。7月末から運用が開始されており、口座数は15日までに全世界で50万を超えたと言う事です。

 ジェド・マケーレブ氏は2009年にマウントゴックスを創設し、同社が破綻する3年前の11年に売却。ビットコインの初期運営やアメリカのインターネット検索大手グーグルが出資する仮想通貨事業を主導したことでも知られています。

 マウントゴックスと言えば、一時世界最大のビットコイン取引所でしたが、今年2月に不正アクセスで利用者や同社保有の計約85万ビットコイン(破綻前の同社の最終レートで約114億円)がほぼ全てが消失。東京地裁に民事再生法の適用を申請し、破綻しています。

 同様にハッキングによって不正にビットコインが奪われる事例が幾つもあり、仮想通貨の安全性や、マネーロンダリングへの利用が懸念されています。ステラはその辺にどう対応するのでしょうか?。