周防大島町の全域で40日ぶり断水解消

 山口県大島郡周防大島町で、10月22日以来同町のほぼ全域で続いていた断水が、40日ぶりに完全解消されました。

 10月22日、同県柳井市と周防大島町を結ぶ大島大橋に、海運会社のオルデンドルフ・キャリアーズ(ドイツ)が保有する貨物船エルナ・オルデンドルフ号が衝突。配水管が損傷して周防大島町内ほぼ全域(約9050世帯)で断水、光通信ケーブルも切断されてインターネット回線も不通となりました。

 先月27日に仮設送水管を箸に設置する工事が完了、家庭への給水が順次始まり、1日に断水が完全解消されたものです。橋の通行制限も解除されましたが、あくまで仮設で、本格復旧は来年4月になるとのことです。

 この事故、エルナ・オルデンドルフ号が大島大橋の通る海峡を通過しようとした際、橋の高さを調べておらず、衝突30分前に船長が橋に気づいて二等航海士に調べるよう指示したものの間に合わず、船のマストが橋に衝突したと言う御粗末な事故でした。

 ライフラインが復旧して、生活が元に戻ればその次は補償問題です。橋の修復などの復旧費は既に28億円以上かかっていますが、船主責任制限法と言う賠償責任の上限を定めた法律が適用された場合、オルデンドルフ・キャリアーズの賠償額は最高24億円ほどになり、全額は出ないことになります。足りない分は一体誰が払うのか?。